中国百科検定2級受験記
中国に関する雑学を問う「中国百科検定」。2級を7月16日に受験した。
大学で検定の存在は知っていたが、学生時代は中国語の勉強や卒修論で手一杯だったので、受験することはなかった。
今回受験したのは、中国の政治・経済周りの基礎知識を詰めるため。
最上級の特級は「地理」「政治・経済」「歴史」「文化・芸術・風俗習慣」の4科目に分かれている。
私は政治・経済にしか用がないのだが……
HPの受験資格のページに「1級の受験は2級合格が、特級の受験は1級の合格が条件となります」と書かれている。
専門バカになるなということか。
2級以下は年2回開催されるが、1級と特級は年1回しかやらないので、特級を取ろうと思うと最短1年半かかる。
試験会場には3級・2級合わせて5人しかいなかった。試験開始30分後に途中退出できるが、試験官がアナウンスしない。テキトー。
試験勉強
「公式テキスト『中国百科』を熟読して受験準備されたい」とHPに書いてあるが、高校世界史の教科書程度には分厚いので、やっていられない。そもそも私の目的は特級であり、2級ではない。
1-2月
とりあえず22年1月に中国百科を買い、増補版も印刷。
主催者の日中友好協会が出してる問題集を買った。
作問者による問題集だから間違いないが、15年出版なので『中国百科』増補分が反映されていない。
幸い、協会HPで過去問がほぼ全て公開されているので、全て印刷した。これなら増補分も含めて勉強できる。
全級・全回の過去問を印刷し、照らし合わせながらテキスト増補分の政治・経済分野に線を引いた。これは特級受験を見据えてのため。
特級は3級~1級の出題範囲を選択式ではなく記入式で問われる。特級の過去問だけでは、特級の対策としては不十分。
これに4時間程度。
5-7月
緑の本と過去問を周回。7時間半程度。
文化分野がとにかくマイナーで難しい。私は文学や映画に強い中国語専攻の出身だったので名前程度は聞いたことのある人や作品は多かったが、知識ゼロの状態から勉強すると手強いだろうな……
中国史は大学受験レベルを超えないので、高校世界史の教科書や参考書を読み返したりもした。
これで得点率は9割程度だろうか。勉強時間が10時間を超えたほうが少し驚き。
満点を狙ったわけでもないので、これで良し。