無色的紅色

中文系だった。中国語関係。

【体験記】【2000字】一橋言語社会院試

本文は院試の結果が出てから1週間ほどで書いたもの。

本文の前に追記を書いておく。

 

追記21.12.8

筆者は21年7月にADHDと診断された。

秋季試験に不戦敗の件はADHDらしさが最も現れたエピソードだな……

何故か手帳を3週間遅く間違っているあたり。今思い出しても意味不明。

追記21.12.12

本文後半に出てくる「副査」について、M1の時に複数悪い評判を聞いた。

この副査を主査として出願した同期が、「研究計画書を『クソみたい』と言われた」と言っていたのが衝撃的だった。一橋院は全研究科で圧迫面接と聞いていたが、さすがにこれは言い過ぎではないかと思う。しかしあくまでも伝聞。

また、私がB4の時の指導教員は、私が「副査」を主査として出願しようとした時に「厳しい人です」と一言だけだったのも、今から考えると引っかかる……

気になる人は、「この教員は中大院の中文と併願する留学生が多い」をヒントにしてほしい。

 

~以下本文~

一橋秋季は不戦敗だった。

スケジュールに何故か出願書類の期限を3週間遅く書いていて、それに気づいたのが出願締切前日。一橋の出願締切は消印有効ではなく必着。10数時間で計画書を書いて一応出したが、間に合わなかった。

5月から筆記試験の過去問を集め始めて、7月に手書きのメモをwordに写し印刷するとかしたんだけどなー。

ちなみに一橋言社の過去問は言社事務室で閲覧できる。しかしコピー不可で、手書きで写すしかないので注意。面倒。

6時間程度では、必要な科目を3年分全部書き写せないと思う。早めの時間に事務室に向かおう。

 

ただ「これまでの学習内容」は秋季に書いた内容を春季に使い回せた。

 

一橋院の書類選考通った。でも受験番号続いてるから日本人はあんまり絞られてない様子。留学生枠と思われる番号は9個飛んでる所があって恐ろしい。

 

受験番号の一番最後が受かってるか不明だから適当だが、A(日本人?)が14/18、B(留学生?)が20/53、C(社会人?)が2/2。→36/73、倍率は2.1以上かな。

4000字指定の計画書で3153字しか書かず、1ヶ所明らかな不備があるのに通るもんです。絶対落ちたと思ってた。

 

ただ口頭試問で落とされた。

まあろくに答えられなかったから期待はしてなかったし、受かったら事故ぐらいに思ってた。計画書の内容を言わされる所でめっちゃ思い出しながら言ったこと、後半で主査が何も突っ込まなくなり副査のフォローばかりになったあたりでアウト感あった。あと口頭和訳しろという問題で解説してしまったのもマイナスだった可能性は大いにあり。

 

学部入試より悔しさは無い。「なぜこの私が受からない!?」感が無くて、「あ、落ちたわ」って感じ。落とされる原因もとても分かる。口頭試問で落とされるってことは、どっちにしろ秋季で受けてても2次で落ちてたってことで。

 

計画書だけで1次通る系のやつの1次合格は、「これツッコミ所あるけどまあ計画書としては掴めるから通そう、でツッコミ所答えられなければ落とそう」って感じなのかもしれない。結局口頭試問含めてもなんで1次通した?というのが拭えない……

 

卒論提出と同時に計画書の書き方の本を大学で2冊借りた。複数冊借りたのは著者によって自分の思考回路に合うか合わないかというのがあるから。

 

とりあえず一橋言語社会春季の試問の様子。

 

 

・9時に行って自分が何限か確認。


・時間遅かったらどっか店入って勉強しながら潰す。


・控室行く。


・荷物は試験室に持って行って、控室に戻らずそのまま帰る。


・試験順は受験番号順ではないので、1番じゃないからといって余裕ぶっこかないように。私は1限で不意打ちだった。効果は抜群だ。


・面接室が6ヶ所あり、最大6人が並行して面接してる。


・1限は9:30-10:20。


・制限時間50分だがそれより早く終わる場合もある、私は40分かからず終わった。


・面接と面接の間は15分。


・主査・副査の2人、1:2。


・机はくっついてなくて、正面で向き合う感じ。


・名前と受験番号だけ告げて、語学。


・音読してから口頭和訳。何行だったか数えるの忘れた。問題は一つだけだから選択権は無い。


・本文は計画書に沿った内容だったが、偶然かどうかは分からない。


・黙読の時間は1分と取れない。


・和訳は1文1文考えるのを待って頂けた。


・テンプレ質問は研究計画書の概要説明以外聞かれなかった。「口頭試問 院試」をググってそこに乗ってる質問を対策してもマジで無駄。自己紹介すらしない。併願してるかも聞かれない(死亡フラグかもしれなかったけど)。なぜ一橋なの?も聞かれない。


・計画書の不備も突っ込まれなかった。


・問題意識が明確でないことを延々とツッコまれた。


・基礎知識も聞かれなかった。副査は小論文を口頭試問にしたような形式で問題出してきたんだけど、誰が答え言えるんだろうか。


・圧迫で有名だけど、それを覚悟して臨んだせいか言うほど圧迫には思わなかった。


・「答えになってない」とか言われたけど、ごもっとも。なんなら学会の質疑応答で「答えになってない」が炸裂することもあるので、そんなもんかと。


・主査が計画書をdisる役、副査がややフォロー役だった。でも副査の問題むずい。


・副査が計画書に関してアドバイスくれた。